私は、データを扱う仕事について5年目になります。
普段は、ビジネス寄りのデータアナリストのポジションに近いのですが、データ基盤周りのエンジニアリング業務も増えてたので、いったんの基礎固めとして、基本情報技術者試験を受けることにしました。
「1ヶ月で」と書きましたが、IT関連の業務についている人であれば、さらに短い期間でも十分に取得可能な資格かなと思います。
今回は、そんな「基本情報技術者試験」について、簡単な概要から実際の勉強法などについて、書いていきます!
基本情報技術者試験とは?
概要は以下の通りです。
つまり、ITの基本的な知識を持っていることを証明できる国家資格です。技術要件としては、上司の指示の下、エンジニアとして働ける程度になります。
試験はCBT方式で行われ、1年中好きなタイミングで受講ができます。 思い立ったら、すぐにチャレンジできる試験ということですね。
試験内容と試験時間
試験内容は、広く浅く知識が問われる科目Aと プログラミング、アルゴリズムを深く問われる科目Bにわかれており、科目Aが90分、科目Bが100分となっています。
詳細な試験範囲については、アップデートがあるため公式情報を参考にするよいでしょう!
https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/gaiyou.html#syllabus
勉強法と時間について
さて、
勉強法については、シンプルで
- 参考書をさらっと読む
- 過去問をひたすら問いて、不明点があれば参考書に戻る
です。
参考書については、Amazonでも評価の高いこちらを、
過去問については、こちらのサイトを使用しました。
スマホでもできるので、ちょこちょこ解くこともできます。 (私は、育休中の取得だったこともあり、子どもを抱っこしながら、料理の合間に、寝る前に少し、など隙間時間でやってました)
過去問については、模擬試験形式で解くことができるので、4〜5回分ぐらいまわしました。 特に科目Aについては、過去問からの流用(or酷似問題)が多く出たため、かなり効果的でした。
勉強時間については、1日平均30min~2h程度で、参考書を1周読むのに1週間、過去問+参考書で3週間で、全部で40時間程度の勉強時間です。
ただし、科目Bについては、初見でも解ける内容になっているので、ほぼ科目Aの対策に時間を使っています。普段からプログラムを書いている人にとっては、科目Bの特別な対策は不要かもしれません。
逆にまったくプログラミングを触ったことがない方は、プラスで勉強時間が必要です。
受けてみた所感
合格ボーダが6割程度のところ、結果は8割程度だったので、安心合格ラインでした。
普段データサイエンティストとして働く中では、なかなか関わることのない分野の知見インデックス(後から調べるための足掛かり)にもなるので、取得して損はなかったかなと思います。
ただし、ITエンジニアの登竜門であるがゆえに、かなりベーシックな内容で、実務には少し物足りない感触でした。より実務に近づけるには、応用情報技術者の資格取得も視野にいれようかなと
応用情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
まとめ
IT周り全般を広く浅く学ぶには、ちょうど良い資格かなと思います。 (それを目的にした資格なので)
資格試験は、資格そのものよりも、インプットのモチベーションにする意図が強いので、これを機会にエンジニアリング周りの知見も食わず嫌いしないようにします。
※本記事は筆者が個人的に学んだこと感じたことをまとめた記事になります。所属する組織の意見・見解とは無関係です。