このブログはじめて5年が経ちます。 先日より、「医療職からデータサイエンティスト」改め、「データの裏側を歩く」へブログタイトルを変更しました。
個人ブログのタイトル変更など、あまり興味がないと思いますが、 わたしの今のキャリアは、このブログとともにつくってきたといっても過言ではなく、 ブログタイトル変更は自分にとって少し大きな決断だったので、 せっかくなら記事にしておこうという思いで書いています。
さて、変更の理由は大きく2つあります。
ブログのタイトルと内容に乖離がでてきた。
もともとこのブログは、医療分野の学生だった私が、データサイエンスという領域に足を踏み入れるため、 初学者目線で、学んだことを備忘録として残しておきたいというモチベーションではじめたものでした。
データアナリスト、サイエンティストとして社会にでてからも、 備忘録&アウトプットの場としてブログを活用していましたが、 「異職種からデータサイエンスティストを目指している人が書いているブログ」という内容ではなくなってきており、 タイトルと一致しない内容の記事を投稿することについては、やりにくさを感じていました。
この先も長く付き合えるタイトルにしたかった。
個人ブログ以外にも、Quitaや、Zennなど備忘録&アウトプットの目的を達成できるプラットフォームは存在します。 「医療職からデータサイエンティストへ」というコンテンツは残したまま、 他のプラットフォームに移行することも考えましたが、このブログはそれなりに時間をかけて作ってきたブログでもあり、愛着もあります。
また、自分の書いたものしか存在しないプラットフォームというのは、やはり良いものです。
そういったわけで、プラットフォームは、このはてなブログで続けていくことにしました。
そう考えると、「医療職からデータサイエンティストへ」というタイトルは、いささか目的意識が強すぎるタイトルで、 もっと細く長く付き合っていけるブログを表現したタイトルにしたいという思いもありました。
新しいブログタイトルについて
さて、新しいブログのタイトルですが、データに関する仕事をしているひとのブログというイメージは残しつつ、せっかくなら今後のキャリアや、仕事への向き合い方も反映させたタイトルに反映させたいという観点で考えました。
最終的には「データの裏側を歩く」というタイトルに決めたわけですが いくつかの意味を込めています。
データの裏側に潜む現象に誠実でいたい
データは現実世界の一部をきりとったものにすぎず、森羅万象すべてを解き明かすことは、 できないのですが、データサイエンティストはそれでも何かしらの示唆を出さねばなりません。 そんな中で、(意識的でも、無意識的でも)事象を無視したり、湾曲させたりすることはしたくないですし、 裏側で起こっている現象には真摯に誠実でいたいと思っています。
データの裏側に誠実でいるために、各種解析の理論的背景を理解することはもちろん、 データがうまれる瞬間を解像度高くイメージできる人でありたいという思いを込めています。
データの裏側を知る、作れる人間でありたい
ここ2年ぐらいは、データエンジニア、アナリティクスエンジニア的な業務にも携わるようになり、 データを「使う側」から「使わせる側」への視点が加わりました。
データパイプラインの構築やETLプロセスの最適化、データウェアハウスの設計などを通じて、データを使わせる仕事を面白いと思えるようになりましたし、 データを使う側としても、分析基盤が整備されていると、解析のスピード、クウォリティが格段に向上することを実感してきました。
今後のキャリアとしても、データを使う側から使わせる側の職域に手を広げたく、 データの収集、蓄積、整備、運用・マネジメントを含むデータの裏側を知る、作れる人材でありたいという思いも込めています。
最後に
データサイエンティストとして働くようになっておよそ5年がたった今、ブログのタイトル変更は今後のキャリアを考えるきっかけにもなりよい機会でした。
決まったゴールをもたず、少しずつ育てていく盆栽的な趣味として、今後もブログは続けていこうと思います。